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従来の問題点2(デジタルレコーダ)

 例えば、デジタルレコーダを用いてwaveファイル同士を解析ソフトで比較することで、CDのデジタル信号とストリーミングのデジタル信号が完全に一致するか否かを確認することができます。しかし、デジタルレコーダの特性として、16ビットで録音すると、ディザ信号が入るため、ビットパーフェクト否かは判別できません。下の図は、CDプレーヤーからの同軸デジタル出力をデジタルレコーダに入力して、44.1kHz,16 bitのwaveファイルとしてデジタル録音したデータには、ディザ信号が含まれていることを示しています。


 これに対して、下の図のように、一旦、44.1kHz,24 bitのwaveファイルとしてデジタル録音した後に、16bit に変換した場合のデータには、ディザ信号が含まれていません。つまり、ビットパーフェクトでSPDIF 伝送が可能なことを示しています。


 このように、デジタルレコーダを使用する場合でも、解析方法を工夫しないと解析結果が不適切なものとなります。

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